パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

セカンドオピニオン―準備2


一旦延期(?)になったものの、10月上旬にはセカンドオピニオンの連絡があるだろう。 その日に向けて、準備をしなければならない。 それは病歴や現在の症状の他、質問事項を整理しておく事である。

 

質問事項は、5項目に大別した。 尚、PDパーキンソン病PSパーキンソン症候群と略記した。 担当医は、TISである。

 

1.疾病について

?       神経の変性部位は、どこでしょうか? 

?       変性の直接原因は、何でしょうか? (T医師は、「レビー小体の蓄積」と。)

?       疾患の発症原因は、何でしょうか? (遺伝的素因は無いとして。)

?       疾患名はPSでしょうか? それとも、別の病気でしょうか? (T医師は、「脳の画像診断で、今後萎縮等が観察されれば、多系統萎縮症も考えられる」と。 またS医師は、「PDの(一部)症状が出ている事とPD患者の歩き方に似ている事から、PSと(診断)している」と。)

?       自分と同様又は類似の症例は、多いのでしょうか?

 

と、いきなり核心に迫る質問を並べた。 セカンドオピニオンは保険診療外なので、高価な費用となる。 元を取らないと(費用に見合う情報を得る・・の意)。 次の核心は、処方である。

 

2.処方について

 

(現在の処方は、       ビ・シフロール0.5mg       × 3錠/日

                     マドパー配合錠           × 2錠/日

                     ドプス100mg              × 6カプセル/日)

 

?       現在の処方(抗PD薬をPSに処方する事)は、どの様に評価されるのでしょうか? 

       服薬後数時間しても、薬効を実感できない。 (L-DOPAの血中濃度のピークは、服用後2時間頃。)

       飲み忘れても、重症化の自覚がない。

       「抗PD薬を基本に、対症的に味付けをしてゆく」(S医師)

       「抗PD薬を対症的に処方しているが、(前任の)Iも私も、本当の所(=疾病の本質)は分らない」(同)

?       変性部位の化学伝達物質は、何でしょうか? その効果を増強する薬剤には、どの様な種類があるのでしょうか?

?       今、処方を見直すとしたら、First choiceは何でしょうか? また、どの様な複合処方が推奨されるのでしょうか?

?       神経の変性は不可逆としても、変性を阻止する、または遅らせる薬剤は、あるのでしょうか? セロトニン再吸収阻害薬には、その様な効果を期待できるのでしょうか?

?       同様の症例(又は類縁疾患)では、どの様な処方が奏功しているのでしょうか?

 

もちろん、投薬履歴は一覧表として添付した。