パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

セカンドオピニオン―準備1


長男にセカンドオピニオン申込書と紹介状一式を、大学病院のセカンドオピニオン外来に届けて貰った。 そうしたら、翌朝、自宅に電話があったらしい。

 

   「○○さんは、いらっしゃいますか?」

 

   「いませんが・・」

 

   「・・ にゅ、入院でもされたんですか?」

 

   「いえ、仕事にでかけました。」

 

   「ああ、良かった!」

 

と言うシュールなやり取りの後に、私の携帯に電話があった。 本人確認をした後、受付の女性は、こんな事を言った。

 

   「S先生の書類の宛先が、外来になっているんですが・・ セカンドオピニオンでなくて。」

 

   「そのままでは、受けられないんですか?」

 

   「いえ、(内部で)相談してみます。 それに、宛先が○○先生になっているんですが、その先生は神経内科にはいないんです。」

 

   「名誉教授で、いるはずですが?」

 

   「ええ・・ でも、外来診療はしていないんですが・・ ○○先生に診て貰いたいんですよね。」

 

   「○○先生はS先生が宛てただけで、私は特に希望の先生はいないんですが・・」

 

ここで一旦電話を切り、15分程してまた架電があった。 要点は、次の通りだった。

 

      書類に不備があり、S先生に書き直して貰う事になった。

      S先生の次の診察日に書き直して貰い、すぐにFaxで送信して貰う。

      原本は、S先生宛に郵送する。

      すると、(セカンドオピニオンを受けるのが)「○日以降になってしまうが、それで良いか?」

 

と言う事だった。 しかし、そこまで致命的な(例えば、患者氏名が違うとか)間違いをS医師がするとも思えない。 仮に宛て先違い程度の事だったら、セカンドオピニオンを受けるのに、支障はないはずだ。

 

しかし、余り突っ込むと持参した長男の立場もあるので、グッと呑み込んで、

 

   「それで結構です、宜しくお願いします」

 

と言う他は無かった。