パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ129―廃用性「萎」縮


20138月になってからも、涼しい日が続く。 「戻り梅雨」と言う人もいたが、流石に無理がある。 

 

さて、月初のリハビリでは、恒例の「リハビリテーション総合計画書」の作成と患者のサインが必要だ。

 

例によって、担当のO士が訊いた。

 

   「○○さんの今月の目標は、何ですか?」

 

まぁ、毎回同じなのも芸がないので、私は特定保健指導の時の目標(保健師のウケウリ)をそのまま、言った。

 

   「廃用性萎縮の予防です。」

 

するとO士は、そのまま記入し始めた。 が、「廃用性」を書いた所でペンが止まった。

 

   「イシュクのイって、どんな字でしたっけ?」

 

言った本人も答えられないでいると、O士は

 

   「後で、パソコンで調べておきます」

 

と言って、気まずそうに切り上げた。

 

まぁ、一般人が「萎縮」を漢字で書けなくても仕方ないが、専門職、それも理学療法士が書けないのは格好わるいと思ったのだろう。 でも、普段から書いていないと、字って出てこないものである。

 

私もこの所、病気による書字困難があり、文字を書く機会が減り、漢字が思い浮かばない事がしばしばあるので、その事を揶揄する事はしなかった。

 

ま、軽いノリで答えれば、

 

   「イシュクの漢字ですかぁ? 簡単ですよ! イシュクのイにイシュクのシュクですよ」

 

と言う冗談もあった。