パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

特定保健指導(続)

ほぼ定刻に、保健師が来訪した。 私は予め応接室に資料(記入済アンケートや過去の検診記録等)を用意し、待っていた。

 

白髪の美しい、還暦前後(?)のTと言う珍しい姓の女性だった。 私の椅子の傍らの杖が目に入ったらしく、アンケートの「治療中の疾病」からスタートした。

 

   「今、どこか悪いんですか?」

 

   「えぇ、パーキンソン症候群で・・」

 

   「そぉ・・ そう言えば、バックトゥザフューチャーの ・・ もパーキンソン病だったわ、ねぇ」

 

パーキンソン病と症候群との違いをここで議論しても仕方ないし、その結果によって指導内容が変わるとも思えなかったので、そのままにした。

 

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アンケートを一瞥したT師は、

 

   「バランスの良い食事をしているのねぇ、乳製品も摂れているし・・」

 

と評価した。 途中、色々と脱線話もあったが、指導内容は次の2点に絞られた。

 

?       栄養指導

夕食の主食を減らす事。 具体的には、子供用のご飯茶碗を用いる事。

 

?       運動指導

筋肉の廃用性萎縮を避ける事。 具体的には、15分間(以上)歩く事。

 

いづれも実行できる事である。 まぁ、「動機付け」なので、実行可能な事しか言わない。

 

   「どうですか、できそうですか?」

 

と言う質問に、肯定の返事をしたら、

 

   「6ヶ月後の目標を、腹囲でマイナス4cmとしましょう。 そうすれば体重も目標の68kgに近いでしょう」

 

と言い、

 

   「では6ヵ月後に、結果を訊きますねぇ」

 

とメモと共に、言い残して特定保険指導を終えた。 

 

それ以降、?・?共に実行しているのは、申すまでもない。