リハビリ119―ふくらはぎのストレッチ
先ずは、歩行の様子の観察からである。 室内を一周していると、
「イイみたいですね! スタートもイイし、コーナーでもすくまないし・・」
と評価し、マッサージ後、ハーフカットを使った背筋伸ばしを行なった。 その後、平行棒の間で踵上げと爪先上げの訓練をした。 更に厚さ5cm程の可塑性のある板(O士はそれを「スポンジ」と呼ぶ)の上で、同じ事を繰り返した。
「○○さんの場合は、ふくらはぎの筋肉が弱いんです」
と、訓練の目標部位を教えてくれた。 これが一通り終わると、
「じゃぁ、こちらへ」
と、訓練用のミニ階段に案内した。 手摺りを軽く握ったO士は、一番下のステップで、
「じゃぁ、こんな風にしてみて下さい」
と言いながら、ステップのコーナーに土踏まずで立った。 私が真似ると、
「先程のはふくらはぎの筋トレ、これはストレッチ。 両方必要なんです。」
と、説明してくれた。 すると、日常の運動量が気になったらしい。
「普段は、どんなお仕事を?」
「デスクワークです。 パソコンを使った・・」
「じゃぁ、WordとかExcelとか?」
「いえ、データベースです。 データベースのプログラミングを・・」
「へぇー・・ 何か、難しそうですねぇ?」
管理工学研究所の桐を使って一括処理(マクロプログラミング)を作成しているが、話はここで終わった。