パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ119―ふくらはぎのストレッチ


台風3号の影響で漸く梅雨らしくなった6月中旬、リハビリの日がやってきた。

 

先ずは、歩行の様子の観察からである。 室内を一周していると、

 

   「イイみたいですね! スタートもイイし、コーナーでもすくまないし・・」

 

と評価し、マッサージ後、ハーフカットを使った背筋伸ばしを行なった。 その後、平行棒の間で踵上げと爪先上げの訓練をした。 更に厚さ5cm程の可塑性のある板(O士はそれを「スポンジ」と呼ぶ)の上で、同じ事を繰り返した。

 

   「○○さんの場合は、ふくらはぎの筋肉が弱いんです」

 

と、訓練の目標部位を教えてくれた。 これが一通り終わると、

 

   「じゃぁ、こちらへ」

 

と、訓練用のミニ階段に案内した。 手摺りを軽く握ったO士は、一番下のステップで、

 

   「じゃぁ、こんな風にしてみて下さい」

 

と言いながら、ステップのコーナーに土踏まずで立った。 私が真似ると、

 

   「先程のはふくらはぎの筋トレ、これはストレッチ。 両方必要なんです。」

 

と、説明してくれた。 すると、日常の運動量が気になったらしい。

 

   「普段は、どんなお仕事を?」

 

   「デスクワークです。 パソコンを使った・・」

 

   「じゃぁ、WordとかExcelとか?」

 

   「いえ、データベースです。 データベースのプログラミングを・・」

 

   「へぇー・・ 何か、難しそうですねぇ?」

 

管理工学研究所の桐を使って一括処理(マクロプログラミング)を作成しているが、話はここで終わった。