パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

土地を売る―2

土地の譲渡契約締結の前にやらなくてはならない事が3つある。

 

最初は、農地法3条の届出だ。 と言うのは、この土地の登記地目が「畑」(=農地)になっているからである。 因みに、課税地目は「雑種地」だ。

 

農地を非農家に売却するためには、農地法5条の申請(=農地転用許可)を売主・買主の連名で、農業委員会に出す必要がある。 それに先立って、その農地を非農家である私が(相続により)入手した事を、届けなければならない。 これが「3条の届出」である。

 

手続き自体は簡単で、費用もかからない。 しかも、記入見本が窓口に置いてあるので、ほぼその通り書けば良い。 ついでなので、もう一つの土地も届け出た。

 

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次は地質調査だ。 買主が購入後にその土地を利用しようとしていざ掘ってみたら、瑕疵(ガラ、ゴミ等)が発見された・・と言う場合に、訴訟に発展するケースも有り得る。 そこで両者立会の下に、深さ2m程試掘するのである。 試掘業者は、媒介の不動産屋・N氏が3万円で見つけてくれた。

 

当日約束の時刻の10分前に現地に着くと、既にN氏と業者が来ていた。 やがて、買主も現れたので、紹介後に早速試掘に入った。

 

業者がパワーショベルで掘ってみると、コンクリ片が出てきた。 その瞬間、

 

   (拙い・・)

 

と思ったが、現実は現実だ。 売り渡し後に出てくるよりは良かった・・と思わなければならない。 他の場所からは、ガラス瓶すら出て来たからだ。

 

結局N氏が30万円引きで決着を付けてくれた。 この30万円が高いか安いかは評価が分かれるだろうが、私は安いと思った。 表土を50cmも入れ替えたら、こんな金額では済まないからだ。

 

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最後は、契約準備である。 評価証明・収入印紙・実印等が必要だ。

 

これらはすぐに準備が出来た。 次は、いよいよ契約である。 一週間後だ。