パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ116―「いいみたいですねぇ」


20136月になったが、空梅雨である。 何しろ5月下旬に気象庁が「梅雨入り宣言」をした翌日から降雨が無い。 農作物も芝生も元気がない。

 

でも通院には、雨が降っていない方が好都合だ。 6月上旬の某日、総合病院へ妻の運転でリハビリに出かけた。

 

M医師による予診後、5分遅れでO(理学療法)士によるリハビリが開始となった。 開口一番、

 

   「遅れて申し訳ありません。 でもその分は、最後にやりますから」

 

と言ってくれた。

 

   ――――――――――――――――――――――

 

先ずは室内を一周歩く様子を、観察した。 その後、O士が質問した。

 

   「いいみたいですねぇ。 あれ? この前の診察で、お薬が変わったんでしたっけ?」

 

   「ええ、増えました」

 

   「増えた・・と言うのは、新しい種類の薬が増えたんですか? それとも同じ薬が・・でしょうか?」

 

   「同じ薬です。」

 

   「そうですかぁ・・ (じゃあ、リハビリの効果かなあ・・)」

 

と、独り言のように呟いた。

 

自覚的には奏功した感に乏しかったが、毎週リハビリを施している理学療法士には、分かるのだろう。

 

そして、私は前々からの疑問を、O士に訊いた。