パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ109―「このあと、診察ですよね?」


リハビリ中、O士が尋ねてきた。

 

   「仕事は、どれくらい?」

 

   「平日のほとんど・・」

 

   「(勤務)時間は?」

 

   「朝の9時から午後3時ころまで。」

 

それを聞いてO士は驚いた様子を見せた。 結構本格的に思えたらしい。

 

   「どんなお仕事を?」

 

   「いやぁ・・ 事務ですよ、コンピュータを使って・・」

 

と答えながら両手を前に出してキーボードから入力するまねをして見せると、更に驚いた表情を見せた。 きっと私の世代でコンピュータで生業(なりわい)を立てている事への驚きだったのだろう。

 

   「所でどうでしたか、前回の自転車漕ぎは? 疲れましたか?」

 

   「いえ、何て事なかったです。 ・・ もう少し負荷を増して貰えないでしょうか?」

 

と言う私からの要望に、O士は少し驚いた様子だったので、フォローした。

 

   「(ペダルを)漕いでいて、スカスカなんです。」

 

   「じゃあ今日も自転車をやりたいけど・・ このあと、診察ですよね?」

 

   「ええ・・」

 

   「リハビリの時間中にやっちゃ、勿体無いしなぁ・・ 自転車は、今度にしましょう」

 

と言う事になった。 今日はエアロバイクは出来ないが、O士のリハビリへの姿勢を聞いて、嬉しく思えた。 そして、

 

   「折角、負荷をグンと増してやろうと思ったのにぃ・・ (残念だなぁ)」

 

と、冗談も言った。

 

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こうしている間にも終了時刻が迫ったので、次回の予約を確認し、次次回の予約を取った。 そしてO士に礼を述べ、7週間振りの受診のために、妻と同じ総合病院の脳神経内科に向かった。

 

前回の受診時は、直前のリハビリでの疲労により、脳神経内科へ行く途中突進して醜態を晒してしまったので、今回は十分に留意したら、無事に到着できた。