パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

芝刈り

4月の下旬、いよいよゴールデン・ウィークの始まりだ。 期間中の行事や予定はいろいろあるが、その一つが「芝刈り」である。

 

そこで早速乗用芝刈り機の幌を外し、運転席に跨ってエンジンキーを回した。 「ブルン、タッタッタッタ」と小気味よいリズムでエンジンが掛かる・・ハズだった。 所が、セルスターターが「ウィ・・ ウッ」と言ったきりだ。

 

そう、バッテリーが上がってしまっている。 もちろんオフシーズンのこの半年間、メンテナンスの意味も含めて、毎月エンジンを掛け、庭を走らせてきた。 それでも半年間のブランクがある。

 

でも、これは想定の範囲内である。 早速バッテリー充電器を持ち出し、接続した。 充電中を示すランプ(LED)が点滅し始めたので、暫く待つ事にした。 それでも気になって30分程して見に行ったら、ランプが点灯している! ヤッター、充電完了だぁ!!!

 

と喜んで、充電器を外して着席し、セルを回した。 所が、エンジンは「ウウッ」と言ったきりである。 つまり充電完了と満充電とは、違うのである。

 

こうなれば、奥の手! もう、あれしか無いっ!!!

 

そこで自動車を寄せ、ボンネットを開け、バッテリー同士をブースターケーブルで繋いだ。 自動車のエンジンをふかし、芝刈り機のセルスターターのキーを回すと、簡単に始動した。

 

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早速、いや、漸く出陣である。 最初の仕事は、ガソリンを補充する事だ。 携行缶のある物置の脇に芝刈り機を寄せ、エンジンを停止し、5リッター程入れた。

 

(さぁこれで、準備完了! いよいよ、待望の(?)芝刈りができるゾー!!!)

 

と思ったら、またしてもエンジンがかからず、再びブースターケーブルのお世話になってしまった。

 

それでも、約30分程で刈り終え、綺麗に揃った芝生となった。

 

芝刈りよりも、その準備に数倍の労力を要したが、芝生の仕上がりは満足できるものとなった。