パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

咳とパーキンソン症候群


タイトルを見ると、一見無関係そうだ。 でも現実は・・

 

咳が続いている間、パーキンソン症候群の症状が悪化した。 下肢に脱力感があるのだ。 それに姿勢反射も悪化してきている。 この所ドプスカプセルが奏功していたので、暫く忘れていた症状だ。

 

その結果、家の中で伝い歩きが必要になり、転倒のリスクを軽減するために、再び杖を常用せざるを得なくなった。

 

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呼吸器系の疾患である上気道感染と神経の変性疾患であるパーキンソン症候群とは、無関係に思える。 しかし症状の面では、前者が後者に悪影響を及ぼした。 否、逆も真なのかも知れない。 こうも咳が長引くのは・・

 

もう一つの可能性は、薬物間相互作用である。 鎮咳剤には、中枢性のものもある。 そこで調べてみた。

 

  メジコン脳の延髄の咳中枢の興奮を鎮めて、せきを止める作用をもつ薬

 

(同)副作用:頭痛、ねむけ、めまい、不眠、食欲不振、吐き気・嘔吐、便秘、腹痛、のどの渇きなど

 

この内「めまい」(神経症状)が気になる。

 

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結局恢復までに、約10日間を要した。 途中リハビリの予約日があったが、総合病院に電話して、キャンセルしたい旨を伝えた。

 

そしてその間、杖を常用せざるをえなかった。 自宅で、会社で、買い物先で・・ 杖を使っている自分の姿を見ると、ADLが低下し、我ながら(?)急に老け込んだ印象だ。