パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ98―NUSTEP

2013年の4月になった。 今年は桜の開花が異常に早く、4月の声を聞く頃には、もうピークは過ぎてしまっていた。

 

いつも通り妻の運転で、リハビリのために総合病院に向かった。 年度初めのせいなのか曜日のせいなのか分からないが、道路が混んでいた。 勿論渋滞は想定内なので早めに出発したら、定刻より10分程前にリハビリ室に到着し、M医師による予診を終えてもまだ5分の余裕があった。

 

すると定刻前に理学療法士O士が現われ、挨拶をした。 どうやら、リハビリを始める様だ。 Y士の担当時代を含め、定刻に遅れる事はあっても、早く始まるのは初めての事である。 彼は、早速私を半階下のジムに案内した。

 

今日は器械を使った訓練の予定らしい。 O士は「NUSTEP」と言う器械の前に立ち止まり、私に着席をうながした。

 

   http://aldersgaterehab.org/_images/nu-step.jpg

 

脚と腕を交互に動かすための装置である。 私が座ると椅子の位置を合わせ、負荷を「7」にセットした。 

 

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そして実際に漕いでみた。 そうしたら、ストロークが大きいのである。 まるで外人用の設備に乗った様だ。 これを見てO士は、

 

   「振り回されていますねぇ・・」

 

と評した。 そしてこれを約5分間程行った後に、室内を歩行訓練として一周した。

 

   「どうですか、歩き易くなりましたか?」

 

O士が尋ねたが、私が正直に

 

   「余り、違いが分かりません・・」

 

と答えると、チョッピリ残念そうだった。