パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

酒蔵見学―澤の井

 

酒蔵(さかぐら)・・と聞くと、坂口安吾を思い出す。 そう、「木枯の酒倉から」だ。 でも、ここにはあのグロテスクな狂人はいなさそうだ。 ただ、酒蔵と酒倉の違い・・と訊かれると、「不勉強の至りです」と答えるしかない。

 

 

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で、ままごとやの店舗から酒蔵へは、専用の地下通路がある。 つまり、カーブで見通しの悪い道路を渡らなくても済む様になっているのだ。 これは、有難い! 早速利用させて頂き、入口の坂を登って見学者用の待合室にベンチを探して腰掛けた。

 

定刻になると作業服を着た30代後半と思しき男性が現れて、案内を始めた。

 

大きな貯蔵用タンクの並ぶ酒蔵の中は、薄暗くてヒンヤリとしていた。 パーキンソン症候群のため、狭い場所や曲がり角(=方向転換)、人ごみ等が苦手なので、30人程の見学者の最後尾を歩いた。

 

途中、小部屋で「日本酒ができるまで」の説明があり、ガラスの向こうに並ぶ、断面が1m四方程のフィルタープレス機の紹介があった。 要するに、固液分離(液=日本酒、固=酒粕)の事だ。

 

途中、一旦外に出て、酒の元となる源流(水源)を見たりして、元の待合室に戻った。 お待ちかねの試飲タイムだ。

 

先ずは日本酒の種類(分類)の説明があった。 精米歩合で、大吟醸吟醸<純米酒<本醸造酒と分類される・・とか、醸造用アルコール添加の意味等を学んだ。

 

私は誤解をしていた。 「醸造用アルコール」とは、「増量用アルコール」なのかと。 しかし、その説明では、「サトウキビを発酵させて造り、日本酒に華やかな香りを賦与すると・・。

 

但し、表示と配合割合に制限があるのは当然である。 そのルールを守らないと法律違反になるのは、当然だ。

 

   http://d.hatena.ne.jp/hama114510/20130228/1362034127

 

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話が逸れてしまったが、大きめで深い利き酒用の猪口(ちょこ)に一杯、注いでみた。 うん、辛口でスッキリした飲み口が、爽やかだ。 

 

因みに(ご存知とは思うが)利き酒用の猪口は、白磁に濃紺で同心円(蛇の目)が描いてある。 色調や濁りの有無が、良く分かる様にだ。

 

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&site=imghp&tbm=isch&source=hp&biw=977&bih=583&q=%E5%88%A9%E3%81%8D%E9%85%92+%E7%8C%AA%E5%8F%A3&oq=%E5%88%A9%E3%81%8D%E9%85%92&gs_l=img.3.2.0l3j0i24l7.6584.10026.0.15486.9.8.0.0.0.0.508.2033.0j6j4-1j1.8.0...0.0...1ac.1j4.7.img.3EsMIxbj7Uw

 

勿論、お酒を売店で購入して帰った。 季節限定の「花見新酒」である。