リハビリ88―次回は最終回
先ずは捻転、上半身を左右に回転する運動だ。 Y士が私の肩を持ち、私の捻転を補助する。
次は側転、正面を向いたまま上半身を左右に傾ける。 この時、屈曲の支点が腰から背中、肩へと上がる様、Y士が私の側面を抑えていた。 その途中、Y士はこう呟いた。
(○○さんは、折角イイものを持っているのに・・)
つまり、上半身の柔軟性が高まれば、もっとADLが上がる・・と言う事らしい。 早速、自宅での訓練項目に、追加しよう。
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そうこうしていると、女性の理学療法士がY士に小声で伝えた。 内容は、本日予約の○○さんが体調不良で受けられない。 すると次回は担当が替わってしまう。 何とかもう一度受けられないか? ・・と言う事らしい。
「○○さんは、今、(受付に)来てるの?」
「ええ・・」
すると、Y士と女性は私に
「ちょっとイイですか?」
と断って、受付に行った。
(ああ、3月から本当に替わるんだ)
と実感した。
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されこうして本日のリハビリが終了し、次回の予約となった。 2月は28日までしかないので、予約の空きはほとんど無かったが、月末にもう一回、入れる事が出来た。
「もう、私の新担当は決まったんですか?」
「ええ、でも今日は休んでるんです」
そんなやり取りを交わし、礼を述べて分かれた。 次回は、いよいよ最終回である。