リハビリ86―肩透かし
申告期限が始まったばかりだからなのか、午後だからなのか、税務署の駐車場は意外と空いていて、待たずに入れた。 そう言えば、税理士が、
「税務署には、午後4時に行け」
と言っていたのを、思い出した。
税務署の申告受付窓口も空いていたが、たまたま前の人でつかえていた。
「・・であれば、相談コーナーもありますので、そちらをご利用になられては?」
と、前の人の受付を締め切ったので、自分達の順番となった。 例によって、パラパラとめくりながら、
「ハイ、結構ですよ」
と言いながら、署員は「控え」に受付印を押した。 余りにもアッサリとしていたので、肩透かしを食らった様で、却って不安になる程だ。 でも、それだけ完成度が、高かったのだろう。
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そんな訳で、総合病院には、予約の20分以上前に着いてしまった。 M医師による予診も、慢性の病で毎週通うと、言う事も無くなってくる。
「いかがですか?」
「大きな変化もなく、安定しています」
と答えるしかない。 こうして、定刻にY士によるリハビリが始まった。
軽くマッサージ後「猫の伸び」をやり、靴を履く様に言われた。 そして肋木に案内された。 でも、スクワットではなさそうだ。