パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ82―別れ


リハビリの途中、Y士は私の正面を向き、重く物静かな口調で言った。

 

   「実は・・ この3月から職場が変わるんです。」

 

   「エエーッ? (この病院から)いなくなっちゃうんですか?」

 

   「いえ、配属が変わるだけなんです。」

 

つまり、今は外来担当だが、3月から入院担当に変わるらしい。 そして両者は、組織として分かれていて、今後は外来である私の担当から外れるらしい。

 

私の残念そうな表情を見取ったのだろう、Y士は

 

   「チャンと次の人には、引き継いでおきますから(安心して下さい)・・」

 

とフォローした。 そして小声で、

 

   「5人も退職しちゃうんですよ」

 

と、配置替えの理由を婉曲的に教えてくれた。

 

   「上には、逆らえないもんで・・」

 

と説明してくれたが、まぁ、病院勤務なのでこれは蛇足である。

 

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そうだ、お別れに、折り鶴を差し上げよう! 指先の訓練にもなり、一石二鳥だ。 ただ、普通の鶴ではつまらないので、工夫は必要となる。

 

例えば、4羽を一枚の紙から折ったり、

 

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2羽が仲良く寄り添うものを折ろう。

 

http://img.pics.livedoor.com/012/a/5/a58c4254cd960b8a28ec-1024.jpg

 

尚、この2羽はキスをしている様子を象ったものである。 決して餌を奪い合っている訳ではない。(笑)