パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ156―「ここが弱いんです。」

今日は6週間ぶりの診察日だ。 その診察日に併せて、O士がリハビリの予約を入れてくれた。 つまり、12月上旬に2回のリハビリが入る事になる。 その後は12月中旬と下旬に1回づつ入って今年のリハビリは、終了である。

 

週に1回のリハビリを継続するためには、来年は初回が三元日に入る事となる。 入院患者のいる病院には正月休みは無く、リハビリもやっている・・と言う。 

 

   「どうしますか? ここ(正月中)のリハビリは?」

 

O士に訊かれ、特別行事もないので、お願いした。 でもここで、私は無用なツッコミを入れてしまった。

 

   「あれ? 三元日は、外来のリハビリはお休みじゃぁなかったんですか?」

 

   「いやぁ、正月休みにやることもなくって・・ 友達は皆、結婚しちゃったし・・ 呼出しにくいし、第一、(家庭があると)呼んでも来ないだろうし・・」

 

そこにはどこか、自虐的な寂しさがあった。

 

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さて今日のリハビリであるが、首のマッサージが入った。 それと、いつもの尻上げ(膝は120度に曲げて)であるが、注意が入った。 O士は私の足の方に回り、

 

   「つま先でなく、踵で体重を支えて下さい。 そして尻を持ち上げる時に、膝を私の方に寄せる感じで・・」

 

と指示した。 ただこれだけの事であるが、使う筋肉が変わるのが分かった。 それまでは、太腿の外側の筋肉を使っていたが、この方法では、内側に筋肉を使う様になる。

 

   「○○さんの場合は、ここが弱いんです」

 

と、太腿の内側を指して、教えてくれた。 更にレッグプレスマシンで足板を押す時に、両膝の間にボールを挟むのも同様の理由らしい。 そして足板をつま先で押すか踵で押すかによって、緊張する筋肉が異なるのが自分でも分かる様になった。

 

一口に筋トレと言っても、奥は深いのである。 (と、また思ってしまった。)

 

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今日はこの後、直ぐに診察があるので、エアロバイクはやらずに、礼を言ってリハビリ室を後にした。