パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ155―ネタバレ

201312月、最初のリハビリである。

 

このところ筋トレの難易度が上がって来ているが、それでも私にとってはまだまだ可能なものばかりだ。 私が課題をこなすと、O士は笑顔でOKサインを出してくれる。 今日も、レベルアップした。

 

例えば、エアロバイク。 今までの負荷が0.7だったが、この所、0.8でやっている。

 

   「どうです? (ペダルが)重くなったの、分かります?」

 

O士が訊いたので、私が画面を指差して、

 

   「えぇ、0.8になってますから。」

 

と答えると、O士はネタバレを悔しそうに言い、

 

   「なんだ(分かっちゃったか!)、じゃぁ次は・・ ここに付箋でも貼っとこうかなぁ」

 

と、画面の0.8の数字を自分の指で隠した。

 

   ――――――――――――――――――

 

本日のリハビリ・メニューの最後である斜面台によるフクラハギのストレッチをしている間、O士は「リハビリ・・計画書」を持参した。 そしていつもの質問に対して、次にようなやり取りが続いた。

 

   「○○さんの今月の目標は、何ですか?」

 

   「指先の練習です。」

 

   「日常生活で、何か困った事でも?」

 

   「えぇ・・ 例えば食事時、箸から落としてしまうとか、パソコンのマウスを使っていて、ドラッグ&ドロップに失敗するとか・・」

 

   「じゃぁ、次回はマウスを使った練習をしましょう。 もし僕が忘れていたら、『マウス』って言ってくださいね?」

 

実はこれには伏線があって、その直前に、リハビリでやって欲しい事の希望を訊かれていたのだった。