パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ154― 10÷2=5、5×2>10 ???

 

 

11月下旬に、もう一回リハビリがあった。 前回のリハビリでは、筋トレの難易度が上がったが、さて、今回は?

 

一層、難しくなった。 例えば前回の「お尻上げ」。 その概要を「リハビリ153」から引用すると・・

 

今までは、仰向けになった後、膝を60°曲げて、正三角を作って、尻を持ち上げていた。 ・・ 所が今回は、60°でなく、倍の120°だ。 すると ・・ 余計に、脚を突っ張る必要がある

 

だが今回は、120°のまま

 

   「それでは足を組んで、片足でやってみて下さい?」

 

O士がいうので足を組み、片足で尻を持ち上げてみた。 例えば、負荷を10としよう。

 

もちろん10÷2=5なので、今までは10の荷重を2本の足で支えていた。 つまり1本の足に掛かる荷重は、5だ。

 

それなら片足時に必要な力は、その倍の10(=5×2)のハズである。 でも、実際は違った。 それ以上の、別の方向の力が必要となるのであった。 どう言う事かと言うと・・

 

片足だと、(左右に)倒れてしまうのである。 倒れないためには、横方向に足を突っ張らないといけないのであるが、足先は、縦を向いている!?! つまり、10の力では不足で、感じとしたら、1315必要だ。

 

   ―――――――――――――――――

 

続いて、半階下のジムに行き、レッグプレスマシンを使っての筋トレである。 

 

O士は、負荷調整用のピンを70kgの錘に挿した。 従来は50kgだったので、1.4倍だ。

 

これを私がこなすのを見て、O士は30kgに挿し直し、

 

   「では、片足でやってみて下さい」

 

と言った。 彼の意図と結果は明らかである。