リハビリ149―介護保険とリハビリ
その後、レッグプレスを50kgの負荷で5分間実施すると言うので、前々からの疑問をO士に訊いてみた。 それは、介護保険の事である。
「あのぉ・・ 65歳未満でも、特定疾患なら介護保険の対象なんですよね?」
「えぇ、でもあれは、介護を必要する人の・・」
「いえ、要支援なんです。」
「・・ 要支援かぁ・・ 例えばこの病院に一人で来られます?」
「・・ えぇ・・」
「じゃあ、(認定は)難しいかも知れないなぁ・・」
「あのぉ、介護保険のリハビリって、今の(=医療保険の)リハビリと違うんですか?」
ここからが、核心である。 以下、O士の回答やコメント、アドバイス等の要点のみを列挙する。
・ 介護保険のリハビリと医療保険のリハビリは、同時には受けられない。
・ 私には、後者の方が合っている。 前者では精々、週に1単位(=20分間)だろう。
・ 介護保険の場合は通所が前提で、施設でのデイサービスが中心となる。
・ 介護保険で言うリハビリとは、軽い運動だったり(ゲーム性を加味した)練習だったりする。
・ 「ただ私の(担当している)患者さんで、医療保険でリハビリを受けながら、入浴は介護保険を使っている人がいる」(条件により、併用可)
更に私が、介護保険で家に手摺りを付けたり、バリアーフリーへのリフォームが出来るのかを訊くと、こう教えてくれた。
・ 確かに出来るが、20万円分まで。 (自己負担は、その1割)
・ しかし一軒の家に、一度しか出来ない。 例えば介護保険で私が手摺りを付け、その後妻が要介護になっても、もうリフォームに介護保険は使えない。
・ そのため、多少の工事なら介護保険を使わず、自費で行なった方が良い。
・ 工事は、最低でも2ヶ所から見積もりを取るべき。
・ もし工事をするなら、業者を紹介できる。
ナホルド・・ そう言う仕組みだったのか! であれば、今、介護保険を申請する理由もない。