パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ68―「運動学習・・です。」


12月中旬、27回目のリハビリ日である。 いつものM医師による予診後、担当のY士がほぼ定刻の15:00に現れ、台を清拭し軽いストレッチから入った。

 

前回のリハビリの意味を咀嚼できていなかった私は、Y士に訊いてみた。

 

   「あのぉ・・ 前回の時にやったお尻を出す練習が、歩行の訓練とどの様な関連を持っているか、分かんないですけど。」

 

   「あれは、筋トレやストレッチと言うより・・ 何て言うかなぁ・・ 運動学習・・です。」

 

その「運動学習」と言う言葉を聞いて、ハタと合点が行った。 そして、その復習をしてくれた。

 

   ――――――――――――――――――――――――

 

ん? 傍らにもう一人がいて、メモを持っている。 Y士が尋ねてきた。

 

   「こちらは研修の学生なんですが、見学させて貰っても良いかと?」

 

   「どうぞ、どうぞ!」

 

と私が了解すると、学生は

 

   「研修生の、○○です」

 

と、胸の名札を突き出した。

 

   「研修の結果を、プレゼン(テーション)するんでしょ?」

 

と私が水を向けると、その話題で暫し三人で盛り上がった。 その後、Y士が私に、

 

   「病気の事、話しても良いですか?」

 

と了解を求めたので、同意した。 すると、

 

   「○○さんの場合は、パーキンソニズムで・・」

 

と説明を始めた。