パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

グアム旅行1―出国まで

2012年の11月下旬、いよいよ45日のグアム旅行の出発日となった。 

 

海外旅行も簡単になったものだ。 昔はパスポート・ビザ(米国大使館に申請)・現金(米ドルを銀行で購入)・航空券・旅行保険・・と準備が大変だった。 それが今回はパスポートは持っている、ビザもESTAも不要、米ドルは空港で換えれば良い、航空券はE-チケットを成田で旅行社から渡される、保険はクレジットカードに付いている。 要するに、パスポートの残存有効期間の確認だけである。 

 

あ、私の場合はパーキンソン病(症候群)に対する常備薬(ビ・シフロール、マドパー、ドプス)を、忘れてはならない!

 

グアムでは、パスポートの有効期間は、最短滞在期間だけでも良いらしい。 勿論、楽勝でクリアーである。 これと言った準備も不要で、京成線で成田空港に向かった。 夜のフライトなので、時間はある。 そこでスカイライナーを使わず、直行の特別快速にした。 つまり、手持ちのSuicaだけで乗れるのだ。

 

空港第一ビルに入る時に検問があるが、これも簡単になった。 パスポートの確認だけだ。 昔は搭乗便を訊かれたり、旅程表の提示を求められたりした。 手荷物のジッパーを開けろと言われた事もあった。 いや、私の人相が悪いからではなく、過激派の活動が活発だったからだ。

 

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空港へ着き、旅行社のカウンターに行くと、A4の紙を渡された。 これが航空券らしい。 往復分なので、途中紛失しない様に注意をしてくれた。 これを持って、航空会社のカウンターに行くと、搭乗券を発券してくれる・・かと思ったが、今はコンソールから自分でやる時代だ。 

 

指定のカウンターのコンソールでパスポートを機械に読み込ませ、画面をあれこれイジると、搭乗券が印刷されてくる。 その頃になると係員がやって来て、トランクを預かり、クレームタグを渡してくれた。

 

簡単になったものだ。 昔の事を言うと笑われるが、航空会社のカウンターは、どこも長蛇の列だった。 夜のフライトのせいもあるのだろう、空港に喧騒はない。

 

空港内で円をドルに換え、軽い夕食を済ませて、手荷物検査後搭乗口に向かった。 今回初めて知ったのであるが、搭乗はグループ番号毎に分かれていて、

 

   「続いて、搭乗グループ○番の方は、搭乗口にお進み下さい」

 

と言うアナウンスがある。 つまり、長蛇の列にイライラする事もない。 尚、搭乗グループの番号は搭乗券に印刷されている。