パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ59― 実年齢−予想年齢=8 !?!

21回目のリハビリは10月の下旬、午後3時開始だ。 いつも通り医師の予診を受け、リハビリ室で待っていると、Y士がやって来て、定刻に始まった。

 

Y士の服装を見ると、いつものケーシーではなく、白衣姿である。 Y士の白衣姿を見るのは、初めてだ。

 

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先ずは軽いマッサージをし、ストレッチをした。 寝そべったスフィンクスの格好をしたり、四つん這いでの片手・片足上げなどである。 いずれもその目的は背筋を伸ばす事だと言う。

 

私はY士の白衣姿が気になり、その理由を尋ねた。

 

   「今日は、なぜ白衣なんですか?」

 

   「いや、ケーシーも着ているんですよ」

 

と、白衣の襟をめくって見せた。 確かに白いハイカーラーが見えた。

 

   「実は風邪気味で、寒いんで羽織っているんです」

 

と、説明があった。

 

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しかし、ストレッチと言っても、結構体力を使うものばかりである。 私の疲労を見て取ったY士は、休憩を提案した。 そしてその間、私に質問をして来た。

 

   「○○さんって、いくつなんですか?」

 

   「もうNN歳になってしまいました。」

 

   「ええーっ!?! XX歳くらいかと思っていましたよ!

 

   「そ、そうですか?」

 

   「私の××(Y士の身内の男性)はいまYY歳なんですが、ずっと老けてみえますよ」

 

「健康には気を使っていますから・・」

 

「××は白髪ですが、○○さんは(頭髪を)染めてはないんですよね?」

 

「ええ、染めていませんよ。 だからホラ、モミアゲに白髪があるでしょ。」

 

肝心な、NNXX8であった。 実年齢より、8歳も若く思われていた事になる。