パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ57―「良いニュースが、あるんです」


同じく10月の中旬、久々の早朝リハビリ(9:2010:00)である。 今回で、通算20回目となる。

 

実は前回、道路が混んでいて遅刻しそうになってしまった。 そこで早目に家を出発したら、9:00にリハビリ室に着いてしまった。 まだ部屋はガランとしていて、誰もいない。

 

・・と思って、声のする奥を見ると、皆(理学療法士作業療法士)が集まっていて、丁度ミーティングを終えた所だった。 私が医師の予診を受け、定刻の9:20を待っていると、次々と入院患者がリハビリ室に入って来た。 朝一番は、入院患者が多い様だ。

 

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私の担当である理学療法士Y士も、定刻にやって来て、リハビリ開始となった。 今日は先ず、ストレッチポールからだ。

 

Y士がポールを台に乗せたので、私は靴を脱いで台に上がり、

 

   「今日は良いニュースが、あるんです」

 

と言った。

 

   「え?」

 

   「新しい靴下を買って貰ったんです。」

 

   「あぁ、先週のは、穴が開いていましたよね? 今日のはおニューですね!」

 

そんな軽い会話をしながら、私はポールの上に仰向けになった。 背筋が伸びる・・

 

このストレッチポールは、過去何度もやっているので慣れているし、要領は分かっている。 と思えたが、今回、更に難易度が上がったのだった。