パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ50―ハムストリングのストレッチ


予約時刻より20分早いが、早速リハビリ開始となった。

 

所が、台が満杯で、マッサージをする場所がないのだ。 仕方ないので半階下のジムに空いている台を見つけた。

 

Y士は仰向けの私の片膝を胸まで屈曲しながら、訊いた。

 

   「このストレッチとか、(自宅でも)やってますか?」

 

   「ええ、やってますよ。」

 

   「(その割には硬いなぁ・・)」

 

   「ラジオ体操でもやればいいんですか?」

 

   「ラジオ体操ねぇ・・ あれって手を抜こうと思えばいくらでも抜けるし、それに目的の部位がチャンと分かってやってないと(余り意味がない)・・」

 

   「じゃぁ、どんなストレッチを?」

 

   「○○さんの場合は、ここを伸ばすと良いんです。」

 

と言いつつ、Y士は自らの太腿の裏側を触った。 ハムストリングである。

 

私の場合はここが十分伸びないので、

 

   「こんな歩き方になっちゃうのです。」

 

と、不自然な歩行を真似て見せた。 そして、ここを伸ばすストレッチ法を教えてくれた。

 

http://www.kakukuri.com/P7250020.JPG

 

http://www.cudan.ws/kinyo/strech/static-legham.html



そして、Y士はストレッチの重要性を教えてくれた。

 

   「筋トレとストレッチでは、ストレッチの方が重要だと言われているんです。」

 

と、自分の肘を屈伸しながら、こんな風に説明した。

 

   「いくら筋肉に力を付けても、動くのはストレッチした可動域内なんです。」

 

   「でも筋トレって、成果が分かりやすいでしょ? 10回しか出来なかった事が20回出来る様になり・・」

 

   「ストレッチでも、5センチ届く様になったとか・・」

 

成る程、色々と考え方があるものだ。