パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201209―3

そして、次のメモを読み、I医師は

 

   「良かったわ! 紹介した甲斐があったわ!」

 

と明るい表情を見せた。 それはリハビリの効果についての自己評価である。

 

?       1回で、継続中。

?       症状に特化したプログラムを、実施 ― ストレッチ、筋トレ、歩行練習等。

 

訓練(宿題も含む)や知識を通じて、日常動作の向上に資している。

 

これを聞いていた妻が、

 

   「でも・・ リハビリって、180日までなんですって?」

 

と言うと、I医師は、

 

   「そうなの、その後は介護(保険)のリハビリに移行するんだけど、まだ年齢が・・」

 

と、表情を曇らせた。 妻が、

 

   「でも、医師の(リハビリ継続が必要だと言う)診断書があれば・・」

 

と、先程、リハビリ室でY士から聞いた事を紹介すると、I医師は、

 

   「あら、そうなの? だったら(診断書を)書いちゃうわ!」

 

と、おどけて見せた。 自分が紹介したリハビリが奏功し、患者に喜ばれているのを知り、自身も嬉しかったのだろう。

 

   ―――――――――――――――――――――――――

 

   「リハビリの先生とは、いつ会ってるんですか?」

 

と言う妻の質問に、I医師は一瞬、戸惑った。

 

   「えっ?」

 

   「いえ、リハビリの先生が(主人の)病気のことを良くご存知だったので・・」

 

   「入院患者の場合は(他科の)先生と会う機会はあるけれど、外来の場合は・・ そうねぇ、一度会ったかしら? ・・ きっと私が書いたこれを、読んでくれているのね!」

 

と、I医師は嬉しそうにモニターを指差した。