パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ40―14回目

20129月となった。 日中は暑くとも木陰や朝晩の空気はひんやりとする、一年中で私の一番好きな季節である。

 

そんな9月の上旬、8週間ぶりの診察日がやって来た。 ただし今日は、診察に先立ってリハビリもある。 リハビリの予約が15:00-15:40、診察予約が15:30なので、調整が必要だ。

 

総合病院に到着し、早速受付機に診察券をいれると、15:00の予約しか登録されていない・・ 

 

一瞬焦ったが、脳神経内科の受付で話すとチャンとわかっていて、それで良いらしい。 妻と私は安心してリハビリ室へ移動した。

 

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リハビリを受ける前に医師の予診を受けるのが、この総合病院のルールである。 そこでカーテンを開けて受診を申し出ると、初めて見る医師であった。

 

   「○○です」

 

と名乗りながら書類を渡すと、医師はモニター内のウィンドウをマウスでいじり始めた。 そして杖をついて入室した私に、こう質問したのである。

 

   「悪いのは、膝ですか?」

 

何のために、モニターを見ていたのか・・とは思ったが、

 

   「いいえ、下肢です」

 

と答えたら、医師は気まずく思ったのか、

 

   「ハイ、いいですよ」

 

と診察を終えた。

 

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リハビリ室に戻って室内を見渡すと、担当のY(理学療法)士が施術中だった。 傍にはM研修生もいて、熱心にメモを取っている。

 

定刻を少し過ぎたが、通算、14回目のリハビリの開始となった。