リハビリ40―14回目
そんな9月の上旬、8週間ぶりの診察日がやって来た。 ただし今日は、診察に先立ってリハビリもある。 リハビリの予約が15:00-15:40、診察予約が15:30なので、調整が必要だ。
総合病院に到着し、早速受付機に診察券をいれると、15:00の予約しか登録されていない・・
一瞬焦ったが、脳神経内科の受付で話すとチャンとわかっていて、それで良いらしい。 妻と私は安心してリハビリ室へ移動した。
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リハビリを受ける前に医師の予診を受けるのが、この総合病院のルールである。 そこでカーテンを開けて受診を申し出ると、初めて見る医師であった。
「○○です」
と名乗りながら書類を渡すと、医師はモニター内のウィンドウをマウスでいじり始めた。 そして杖をついて入室した私に、こう質問したのである。
「悪いのは、膝ですか?」
何のために、モニターを見ていたのか・・とは思ったが、
「いいえ、下肢です」
と答えたら、医師は気まずく思ったのか、
「ハイ、いいですよ」
と診察を終えた。
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リハビリ室に戻って室内を見渡すと、担当のY(理学療法)士が施術中だった。 傍にはM研修生もいて、熱心にメモを取っている。
定刻を少し過ぎたが、通算、14回目のリハビリの開始となった。