パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ39―筋トレとストレッチ

Y士は起立した私の正面で丸椅子に座り、Y士の肩を掴む様に指示した。

 

   「ハイ、そのまま爪先を上げてください」

 

と言った。 一瞬、踵の間違いかと思った。 でも違った。 しかし、爪先って上がらないものである。 目一杯上げようとすると尻が出てしまい、注意を受けてしまう。

 

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そして最後に、評価となった。 私の場合は、ストレッチが足りないそうである。

 

   「毎日、(家で)宿題はこなしていますよ」(私)

 

   「どんな(動作を)?」(Y士)

 

と尋ねたので、やって見せた。 すると、

 

   「それは筋トレです」

 

と、言われてしまった。 つまり、私は筋トレもストレッチも同じ様なものだと思っていた。 しかし、Y士によれば、全く異なるものらしい。 対で呼ばれるのは、補完するからだ・・と説明してくれた。

 

私の場合は、筋力は十分らしい。 そこでストレッチを行えば体の柔軟性も増し、転倒防止に繋がるらしい。 そこで、家でできる簡単なストレッチを教えて貰った。

 

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定刻となり、次回の予約日を調整していると、研修のM学生が、

 

   「本日は見学させて戴いて、有難うござました。」

 

と、深々と頭を下げた。 この総合病院は患者憲章がスタッフに行き届いているらしく、皆マナーも良く、接していて心地よい人ばかりである。