パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

成分の定量


 

さて今日は初回製造、検査業務の本命の日だ。 

 

先ずは標準品で検量線を引き、相関係数を求めてその精度を検証しておく。 今回も、0.9997と、ほぼ直線に近い。

 

そんな準備していたら、パスボックス(注1)の扉がノックされた。 検体が上がったのだ! まだ暖かい容器を受け取り、早速、化学天秤で約10gをビーカーに精秤し、精製水で625倍(1025010250)に希釈した。 

 

その数ml石英セルに入れ、恐る恐る「START」ボタンを押すと・・ 画面に227nmでの吸光度が表示された。 電卓を叩くのももどかしく、その値を重量で割ると・・

 

合格である! しかも、配合の理論値よりわずかに高い(注2)程度で、ほぼ一致する!!!

 

早速その旨を製造部門につたえたが、既に12時半を廻っていたので、午後からの充填となった。

 

製造も検査も上手く行って、ハッピーな日となった。

 

 

注1:パスボックスとは?

 

http://www.nipponmuki.co.jp/products/clean-room/ppb.html

 

注2:特定成分をHPLC高速液体クロマトグラフィー)で定量すると、UVによる定量値より低くなる。 そこで、バックグラウンド(特定成分を投入する直前の製品のUV吸収)を測定したが、ほぼゼロであった。