パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ27―9回目のリハビリ


20127月下旬の某日、9回目のリハビリの日である。

 

理学療法士Y士は私を台に案内し、先ずはストレッチをしながら、筋肉と関節をほぐして行った。 そして、これまでの筋トレの復習から始めた。

 

うつ伏せになり、両腕を立てて上体を起こした。 スフィンクスの格好に似ている。 前回これを頑張り過ぎて、腰を痛めてしまった。

 

   「あのぉ・・ 前回これをやり過ぎて、腰を痛めてしまったんです。」

 

   「どの辺が痛いんですか?」

 

   「この辺りです。」

 

と私は、背中に手を廻し、腰に手を当てた。

 

   「それは・・ 違うんです。 こうやって背中を(肩甲骨の間に)入れ込む感じです。」

 

と、Y士は背骨の上の方を押した。 背を反る訳ではなかったのだ。 うん、これなら腰に負担はかからない。

 

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今度はアイロン(の様な器具)を2個探してきた。 両腕だけで全体重を支える「あれ」である。 今回は折角なので、両足を水平に挙げてみる事を試みた。 そこで正面にいるY士に、少し横に寄って貰った。

 

両脇に置いた台の円柱を両腕で握り、徐々に体重を腕にかけて行った。 尻が台から浮いたので、両足を水平まで持ち上げ、体を「L字」にした。 うん、体操選手みたいだ。

 

と思えたが、これが出来たのは最初の1回だけだった。 段々足も上がりにくくなり、最後は、「普通」になってしまった。

 

さて、Y士は直径25cmくらいのボールを持って来た。 ピンクでふわふわした、ボールである。 ボール投げでもするのだろうか? 楽しそうだ!