パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ26―8回目のリハビリ


20127月の同じく中旬、8回目のリハビリの日である。 但し、今回は11:20からである。

 

今回は、新しい試みを行った。

 

理学療法士Y士はどこからか、青いスポンジの様な台を持ってきた。 縦横40cm×60cm、厚みが5cm程であろうか? Y士はそれを床に置き、

 

   「この上で立ってみて下さい」

 

と、私に促した。 靴下のまま乗ってみたら、柔らかく、不思議な感触だった。 スポンジは乗るとペチャンコになってしまうが、これは抵抗がある。 しかし、力の掛かった部分は沈んで行く・・ 塑性流動と言うのだろうか?

 

まぁ、多少重心位置を調整すれば、立っている事はさほど難しくもない。  すると今度は、

 

   「じゃぁ、目を瞑ってみてください」

 

Y士が言うので、目を閉じた。 流石にバランスはとり難くなったものの、脚の位置を変えるまでには至らなかった。

 

バランスの練習には、良い道具かも知れない。 否、バランスの練習をさせたのではなく、バランス能力(姿勢反射)を見たかったのかも知れない。

 

   ―――――――――――――――――――――――

 

Y士はこれまで、個人的な事は訊いたことがなかったが、今回はこんな会話をした。

 

   「○○さん、趣味は、なんですか?」

 

   「園芸です。」

 

   「園芸?」

 

   「そうです、特に芝生を・・ そうですねぇ、この両方の部屋を併せた倍位の面積はあります。」

 

   「倍も? サッカーができるじゃないですか!」

 

   「サッカーは無理でも、ゲートボール位は・・ そこを乗用の芝刈り機で刈って行くんです」

 

   「乗用・・ ですか! いいなぁ・・ 息子さんは医学生だし・」

 

ん? 脳神経内科I医師にしか話していない事を知っているゾー。 と言う事は、二人はデキていたんだ。 (ナイナイ)