パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201207-3


この8週間を報告するメモには、こんな風に書いて置いた。

 

?     普段の症状

      歩行時、加速・減速が難しい。 狭い所を通ろうとすると、脚がすくむ。

   → 自宅ではドタドタとなる。 (屋外なら、普通に。)

?     強くなった症状

      脂汗が出るようになった。 ・ 右足に浮腫が出る事がある。 ・ 動作緩慢。

?     弱くなった症状

      脱力感が薄れた。 (筋力トレーニングの結果と思われる。)

 

これを読み、I医師は私の右足を確認した。 しかし、ずっと歩いていたためか、浮腫は見られなかった。 妻が

 

   「骨折の頃は、運動もできませんでしたから・・」

 

と言うと、I医師は

 

   「浮腫と言っても、原因は色々ありますからねぇ。 例えば・・」

 

と、解説してくれた。

 

   「余り歩かなかったので、娘がディズニーランドに行く計画をしてくれたんですよ。」

 

   「イイんじゃないですか! あそこは、疲れたらどこでも休めますし・・ ただ、暑さにだけは、注意して下さいね?」

 

   「それに、(娘が父に)万歩計を付けるように言って・・」

 

と妻が言ったので、私はシャツの裾を上げ、ベルトに付けた万歩計を見せた。 そして、一日2000歩程度である事を紹介すると、I医師は

 

   「2000歩は、少ないわねぇ? それにしても、イイ娘さんじゃ、ありませんか! 私なんか、父にそんな風にして上げた事もない・・」

 

と、医師モードから娘モードになっていた。