パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ17―ジョギング

どうも、私のやっている腹筋運動では、鍛える筋肉が違うらしい。

 

   「両腕を揃えて前に伸ばし、上体を上げる時に、息を吐くんでしたでしょ?」

 

   「そうでした、忘れていました」

 

と、Y士の言う運動をしたら、合格を貰えた。 リハビリを続ける内に、私の息が上がってきたのを悟ったのか、Y士はミニ休憩を提案した。 そして、日常の運動について質問してきた。

 

   「どうですか、(家庭で)運動はしていますか?」

 

   「ええ、園芸とか草取りとか・・」

 

   「それでは(目的の)筋肉を鍛える事にならない。」

 

   「後は、庭に梯子を描いて歩行訓練をしたり・・ ジョギングもやってますよ」

 

と答えたら、Y士はこの「ジョギング」と言う言葉に驚いた様子を見せた。 歩行が儘ならないのに、ましてや走る事など・・と思ったのであろう。

 

   「距離は?」

 

   「・・ 数百メートル位。 では、走って見せましょうか!」

 

と言って、私はジョギング風に室内を走って往復した。 Y士は私が転倒しない様、軽く腕を持ちながら併走した。

 

   「なんだ、上手じゃないですか!!!」

 

   「ええ、歩くより走る方が得意なんです。 階段の昇降も、上手ですよ」

 

と、現実を紹介した。 すると、私の症状について、Y士はこんなコメントをした。