パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ13―目標は?

Y士に促され、私は元の台に腰掛けた。 Y士は

 

   「今日は月初めなので、計画書を作らなければならないんです」

 

と言いつつ、ボード上の「リハビリテーション総合実施計画書」に記入し始めた。

 

   「トイレや風呂は、(一人で)大丈夫なんですよね?」

 

と訊きながら、項目をチェックしていった。 そして、

 

   「○○さんの(リハビリ)の目標は、何ですか?」

 

と、尋ねた。 私が、

 

   「普通に歩ける事です。 ・・ 杖を使わずに。」

 

と答えると、杖の要不要には、余り拘らない方が良いらしい旨のコメントが返って来た。 そして、杖の使い方を、こんな風に教えてくれた。

 

   「杖を床に突く時に、トンと強く突くんです。 するとその音が耳から入り・・」

 

つまり、杖は歩行の補助具であるだけでなく、調歩の道具にもなる・・と言う事らしい。 パーキンソン病(症候群)の事を、よく勉強している。

 

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続いて、訪問指導について、説明した。

 

   「今はこうやって(総合病院の)リハビリに来てもらっていますが、訪問も出来るんですよ」、「例えば、私たち(理学療法士)が患者さんの家庭を訪問し、リハビリをやるんです」

 

と言う事らしい。 でも、私は設備の整った総合病院で受けたい旨を答えた。

 

こうして定刻の正午となり、次回を1週間後に予約して終了した。

 

今回は特別「宿題」とは言われなかったが、2つの課題があった。

 

一つは、背筋のトレーニングである。 先ず仰向けになり、両膝を立てる。 そのまま尻と背中を持ち上げ、静止する。 床に着いているのは、足と肩・頭だけとなる。 そしてユックリ降ろす動作だ。 これを10回行う。

 

もう一つは、腹筋のトレーニングである。 仰向けになり両膝を立てた状態で、上半身を持ち上げる。 この時、膝を見る様に、顎を引く必要があるらしい。 これも10回行う。

 

帰宅後、毎日欠かさずに行っている。