パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ12―レッグプレスで、「結構、力がありますねぇ」


リハビリ室の隅にはスロープがあり、半階下の部屋に続いていた。 その広い部屋には運動器具が並んでいて、さながらジムの様だ。 数人が、それらの器械を使ってトレーニングをしていた。

 

Y士は、

 

   「私は余り(トレーニンング器械は)使わないんですけどねぇ・・」

 

と言いつつ、私を壁側の器械に案内し、座って両足をほぼ垂直の台に当てる様、指示した。 それは、レッグプレスマシンであった。

 

   http://img.pics.livedoor.com/011/2/3/2351cb369606838bfd12-1024.jpg

 

そしてY士は注意点として、錘を降ろす時にユックリと下げる様に指示した。 ストンと降ろすと錘同士が当たって、割れてしまうそうだ。 割れたら弁償しなければならないらしい。

 

Y士はそんな説明をしながら、最初は錘を40kgに設定した。 私が脚を伸ばすと椅子がスライドしながら後退すると共に、錘がスルスルと持ち上がった。

 

私が軽々と錘を持ち上げるので、Y士は私の様子を見ながら50kg60kg70kgと負荷を増して行った。 そして80kgを飛ばして90kgに設定し、

 

   「これで最後にしましょう」

 

と言った。 90kgも持ち上げたら、

 

   「結構、力がありますねぇ」

 

と評してくれたので、内心、うれしくなった。 その隣にはエアロバイクもあり、面白そうで色々と試したかった。 しかし、終了時刻も迫っていたので、先程のスロープを上がり、私たちは、元のリハビリ室に戻った。