リハビリ12―レッグプレスで、「結構、力がありますねぇ」
Y士は、
「私は余り(トレーニンング器械は)使わないんですけどねぇ・・」
と言いつつ、私を壁側の器械に案内し、座って両足をほぼ垂直の台に当てる様、指示した。 それは、レッグプレスマシンであった。
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そしてY士は注意点として、錘を降ろす時にユックリと下げる様に指示した。 ストンと降ろすと錘同士が当たって、割れてしまうそうだ。 割れたら弁償しなければならないらしい。
Y士はそんな説明をしながら、最初は錘を40kgに設定した。 私が脚を伸ばすと椅子がスライドしながら後退すると共に、錘がスルスルと持ち上がった。
私が軽々と錘を持ち上げるので、Y士は私の様子を見ながら50kg、60kg、70kgと負荷を増して行った。 そして80kgを飛ばして90kgに設定し、
「これで最後にしましょう」
と言った。 90kgも持ち上げたら、
「結構、力がありますねぇ」
と評してくれたので、内心、うれしくなった。 その隣にはエアロバイクもあり、面白そうで色々と試したかった。 しかし、終了時刻も迫っていたので、先程のスロープを上がり、私たちは、元のリハビリ室に戻った。