パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

梯子を描く

パーキンソン病患者は、床にキューがあると上手く歩ける。 これはこのブログ「リハビリ1―予約」でも述べた。 そこで総合病院のリハビリ室の床を真似て、家での訓練用にコンクリートに梯子を描く事を考えた。

 

2012年5月下旬の休日、ホームセンターに買い物に行った際に、ペンキ売り場を覗いた。 すると、棚にはアスファルト用のスプレー式ペンキが並んでいた。

 

   「うん、これだ!」

 

と決めたものの、色で迷った。 白、山吹、赤、黒・・とある。 余り派手でなく、且つ、目立つ色が理想的だが、周囲の風景との調和も必要だ。 あれこれ迷った結果、山吹色を選んだ。

 

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そこで帰宅後、線引き用のテンプレートを、ダンボールで作った。 ダンボールの中央に、幅5cm、長さ30cm程の穴を開けるのである。 そしてダンボールの長さを測ったら、55cmだった。 一歩に丁度良い。

 

外に出て、早速ダンボールをコンクリートに置いて、ペンキをスプレーから噴射して見た。 すると、結構上手く描けた。 そしてダンボールの長さ分だけ移動して、再度スプレーした。 こうして、コンクリートに等間隔の梯子が描けた。

 

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そして、曲がり角の歩行練習のために、直角にも描いた。

 

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満足行く出来栄えである。

 

まだペンキが乾いていないので梯子の脇を歩いてみたら、杖なしでスイスイと歩けた。 パーキンソン病(症候群)は、不思議な病気である。