パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ4―「リハビリテーション総合実施計画書」

ひとしきり訓練が終わると、Y士は私に並んで台に腰掛けた。 そしてこんなことを言った。

 

   「パーキンソン病による症状と、機能訓練とは、別物だと思ってください。 パーキンソン病は治らない病気・・と考えるのでなく、運動により機能はアップできると。 だから希望を持って・・(リハビリに臨んでください)」

 

含蓄のある言葉である。 何か、それを聞いただけで頑張れそうな気がして来た。

 

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Y士は、手に持っているボードを私に見せて、

 

   「リハビリテーション(総合実施)計画書を作らないといけないんです」

 

と、説明した。 私が

 

   「ええ、毎月ですよね」

 

と言うと、

 

   「良くご存知ですねぇ」

 

と、Y士は少し驚いた様子を見せた。 あの無駄な時間と費用は、去年(2011年)暮れに近所の整形外科で経験済みである。

 

観察結果など半分以上は記入済みであったが、日常生活の欄が空白だった。 そして、食事・入浴・トイレなどが一人でできるか尋ねた。 勿論、全て○である。

 

   「オシッコやウンチで、失敗は無いですか?」

 

Y士が質問をしたが

 

   「それが、夕べ失敗して・・ 白いオシッコを中に出してしまいました」

 

と、冗談を言う雰囲気でもなかった。