パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

転倒事故36―「まだ、固いですねぇ・・」

MM医師は早速、X線像の説明に入った。

 

   「こちら(左側)が今日撮影したものです。 前回のこちら(右側)と比べて、(骨折部位の)周囲が、濃くなっているでしょう?」

 

   「それに、デッパリもないですし・・」

 

この「デッパリ」とは、骨の過形成を意味ずるらしい。 そこで、

 

   「もしデッパリがあったら、手術になるんですか?」

 

と尋ねると、必ずしもそうではないらしい。

 

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MM医師は私の背後に廻り、左腕を動かしてみた。

 

先ずは真上に持ち上げ、状態を調べた。 そして、

 

   「うん、良く動きますね」

 

と呟いた。 次に私の背中に廻したが抵抗を感じたらしく、

 

   「こんな風にしてみて下さい」

 

と、私の右腕も背中に廻し、右腕で左腕を引っ張る動作を促した。 更には、タオルで背中を洗う真似をし、

 

   「こうやって、タオルを使って左腕を引き上げると良いですよ」

 

と、教えてくれた。 要するに、左肩関節の可動域を広げる訓練である。 そして、次回の予約を脳神経内科と同じ7月上旬、つまり8週間後とし、それを最終回とするそうである。 まだ先ではあるが、完治宣言の見通しとなった。