診察201203-3
服薬アドヒァランス
? 服薬率: 147/147 (100%を、達成!)
? 服用方法
・ 指示の処方
朝 : ビ・シフロール0.5mg ×1 + マドパー配合錠×1
昼 : ビ・シフロール0.5mg ×1
夜 : ビ・シフロール0.5mg ×1 + マドパー配合錠×1
・ 実際の服用
朝08:30 : ビ・シフロール0.5mg ×1 + マドパー配合錠×1
昼15:00 : ビ・シフロール0.5mg ×1 + マドパー配合錠×1
夜21:00 : ビ・シフロール0.5mg ×1
・ 変更理由
処方通りでは、夕方(5時頃)、疲労感・脱力感が強く現れてしまう。
実際の服用方法でも、夜中や早朝にトイレに起きた時、脱力感は無い。
上記の現象には、再現性があった。
? 仮説(体験からの帰納)
・ マドパー配合錠は速効性、ビ・シフロール錠は遅効性である。
・ マドパー配合錠の効果発現パターンは、次の通り。
服用後、効果発現まで約1時間掛かる。
薬効のピークは、服用3−4時間後に出現する。
効果は、約7時間で消失する。
I医師は、この「100%を、達成!」を見て、ニコリと笑んだ。
「おお、遂に100%ね!」
と。 私が反応しなかったら、少し間を置いて
「私が管理してましたから・・」
と妻が実態をばらしてしまった。 そして、服薬方法に関しては、
「処方薬をどの様に飲んだら良いかは、患者さんが一番体調の良い方法を選んで良いのよ」
と、I医師は認めてくれた。 これは、?の効果(=「ここまで理解して服薬方法を変更しているなら大丈夫」と思った)であろう。 パーキンソン病患者の中には、処方されたL-DOPAをガブ飲みし、追加処方を求めて受診する人もいると言う。 それから比べたら、私の服用方法の変更に、十分な合理性を認めてくれたのだろう。