パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

転倒事故26―出勤

20123月に入り、短時間ではあるものの、毎日会社に顔を出している。 勿論、車での送迎は、妻にお願いをしている。

 

一応出社時刻を知らせておくと、私の部屋のエアコンを入れておいてくれる部下がいる。 心優しい女性である。 あ、彼女とは何にも無い。 残念ながら・・

 

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着替えが出来ないので、会社では私服のままとさせて貰っている。 その他、トイレを含めて特別な不便はない。 ただ、肩から斜めに掛けたカバンが重いだけである。 そう、このノートパソコン(Acer Aspire One 722)が入っているからだ。

 

この1ヶ月間、会社のインフラに大きな変化があった。 それは、全社的に製造・販売管理システムが導入され、本格稼働したからである。

 

従来は、製造系はDOS版の桐(RDBMS)・販売系は商魂(商用販売管理ソフト)を使っていた。 それらの何れもスタンドアローンなので、全社的な整合性が悪かった。 場合によってはCSV形式でデータを掃き出して、Excelで結合すると言う、裏技もどきも使っていたのだった。

 

新システムはSQLVisual BASICで動いていて、全国の拠点間をインターネットで結んでいる。 更に、基本情報は勿論、ほぼ全てのデータがCSV形式で、取り出せるのだ。 そして個別のリクエストには、プログラムのカスタマイズ(有料)で対応すると言う。

 

所が、その新システムは、商用プログラムの様に市場での荒波に揉まれていないので、使い勝手がイマイチなのである。 結局、カスタマイズのスパイラルに陥ってしまう懸念がある。

 

そんなこんなで、導入の担当者は「遅い」、「必要なデータが、直ぐに見られない」、「昔の方がよかった」等と酷評をうけながらも、土日返上で頑張っていた。

 

一番困るのは、受託製造の納品書である。 なぜかと言うと、他社名で作成しなければならないからだ。 新システムでは、これができない!?! そこでここだけは、未だにDOS版の桐で印字しているのである。

 

巨大なシステムには、「融通性」と言う概念がないのだろう・・