バルトリン腺炎
以下、性的表現がでて来るが、不愉快に思われる方はパスして欲しい。
――――――――――――――――――――――――――
左腕を布団に着いても痛みはそれ程無いので、正常位でもイケそうだ。 そこで、ある晩妻に申し込んでみた。 すると、返事の歯切れが悪い・ よくよく訊いてみると、「入り口」が腫れているらしい。
そーっと指を這わせると、確かに右大陰唇が腫れている。 そう、バルトリン腺炎である。
ご存知とは思うが、バルトリン腺は「愛液」(性交時の潤滑液)を分泌する器官で、膣の入り口付近に、左右一対ある。 その液の出口が詰まると、バルトリン腺炎となる。 因みに、開口部は細くて見えない。
こんなに腫れてしまったのは、愛液を使う「機会」が無かったからだろうか? もしそうなら、責任を感じてしまう。 そこで、使えるか否かを訊いてみると「可能」だそうだ。 私の「入り口」は、腺本体の下(会陰側)にあるからだ。
恐る恐る竿の先を当てがうと、意外とスンナリと入った。 でも、いつもと感触が違う。 暖かいのである。 痛みはないものの、多少熱を持っているのだろ。 妻には申し訳ないが、2月の夜は寒いのでこの暖かさが気持ちイイ。
それと・・ 狭いのである。 未産婦としている感じだ。 1ヶ月ぶりでもあるので、狭い入り口に割り込ませる感覚に、私は「あっ!」と言う間に達してしまった。
――――――――――――――――――――――
バルトリン腺炎の後日談であるが、婦人科に行こうかどうか迷っている内に、治ってしまったらしい。 妻がある晩風呂に入り、蹲踞(そんきょ)をしていると、ツーッと黄色い水が細い軌跡を描いて出たそうである。
それを聞いて、性交中に出なくて良かった・・と安堵をしたのであった。