転倒事故20―体の変化
先ずは、外見から。
左腕には三角巾をし、その上から幅広いベルトで固定している。 左腕を振れないと、歩く時にバランスが悪い。 そこで、杖を常時使っている。 もう、これだけでも痛々しい。
オマケにパーキンソン症候群が背景にあるので、歩く姿が更に痛々しい。
三角巾で腕を吊ると、その重みで、つい前屈みになってしまう。 前屈みになると、突進しそうになるので小股になる。 その結果、歩く姿勢が、老人っぽく見える。
次は、体格。
入浴時に妻に言われた。
「右腕と左腕の太さが、随分違っちゃったわね?」
改めて左上腕部を見ると、腕は痩せ細り、筋肉の盛り上がりが殆どみえない。 一方右腕は、ポパイの様だ。 きっと、左腕の分も頑張ってくれているからだろう。
3週間で、この有様だ! 骨折部位が左腕だったから、まだ良かった。 腰だったら脚の筋肉が衰えて、寝たきりになる…と言うのも、頷ける。 そのため最近では、暖かい日中に散歩をする様に心掛けている。
これには、もう一つの理由がある。 それは、下肢のうっ血だ。 入浴時に妻が気付いたのであるが、両足のくるぶしより下が、腫れていた。 運動不足による…と思われたので、翌日散歩をしたら、その晩は元に戻った。
体重? 訊かれなかった事にしよう・・
最後は、機能。
運動量が減ったためか、脚の筋肉が弱った印象がある。 立ち上がる時に、つい「どっこいしょ」となってしまう。 ま、元々パーキンソン症候群があるので、動作も緩慢だ。