パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

転倒事故17−形成外科の再診

整形外科の診察を終え、形成外科の診察室に入ると、またしても美人の女医である。 診察室の入り口には「HM」と、苗字だけだったので、医師の性別までは分からない。 初診の時のM医師よりは、幾分ポッチャリしている。 女医が多いのは、きっとこの診療科が形成外科と美容外科とを兼ねているからであろうか?

 

HM医師は本人確認後、額の絆創膏をそっと剥がし、

 

   「今日は、抜糸でしたよね」

 

と、確認した。

 

綿棒に消毒液を付け、額の傷の周囲を拭いながら、

 

   「汚れていますねぇ・・ 絆創膏の糊とかが、付いたままですよ」

 

と。 妻が

 

   「でも先生? 傷に触るのが怖くって・・」

 

と言うと、

 

   「今は縫合の2日目から、顔と一緒に洗って良いの。」

 

と、説明しつつ、鋏で縫合糸をプツンプツンと切り始めた。 

 

   「少し、チクっとするわよ」

 

とは言ったが、何の感触も無く終了した。 抜糸は痛い・・と聞き、覚悟をしてきただけに、拍子抜けである。

 

そして、再診の希望を訊ねられた。 医師も再診の必要性を余り感じていなさそうだったので、これで十分だと伝えた。 すると、

 

   「じゃぁ、傷が盛り上がったり、何か気になる事でもあったら、来て下さいね」

 

HM医師が言い、これで形成外科の受診は完了した。