パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

転倒事故13−療養生活

次回の総合病院の受診まで、ほぼ一週間ある。 その間は、自宅療養する事になる。

 

片腕では、不便極まりない。 それでも骨折が利き腕である右手でなくて、良かった・・と、思う他はない。 箸もスプーンも普通に使えるので、食事で特別困る事は、無い。 ただワンタッチ式は別として、片手では調味料の蓋が開けづらい。

 

困る事と言えば、トイレ。 片手ではズボンの上げ下ろしができないのである。 トイレの入り口で私が立ち、妻が私の正面で屈み、ズボンとパンツを下ろすのであるが、妻の目の前には伸縮自在の如意棒がある。 普段は縮んでいるが、早朝など、ウッカリ伸びていようものなら・・

 

   「朝から、何、考えているのよ!」

 

と、叱られてしまう。 でも、これは反射なので、仕方ないのだ・・

 

意外に難しいのが、歯磨き。 練り歯磨きの蓋を開けたり、それを歯ブラシに付けたりすることは日常茶飯事であり、何でもない事の様であるが、いずれも片手ではできない。

 

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布団での寝起きも、難事だ。 鎮痛剤を飲んでいても腰が痛いので、寝るのも大変、起き上がるのはもっと大変。 鏡台に摑まりながら、ヨッコイショ、ヨッコイショ・・である。 

 

意外に大変だったのが、寝返り。 

 

左肩近辺を負傷しているので、左側に寝返ったら大変だ。 そこで、左には大きなクッションを置く。 その結果、仰向けと右への寝返りを繰り返す事となる。 腰痛もあるので、これが大変なのである。

 

掛け布団がまとわり付いたり、片側に寄ったり・・

 

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もっと困るのは、入浴。 寒いので、前の晩の残り湯を沸かし直して、日中入るのである。 自分では体も髪も、洗えない。 そこで、妻に洗ってもらう事になる。

 

そもそも、女性に背中を流してもらうのは、何年ぶりだろう・・