パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

転倒事故11−脳外科にて

整形外科の受診が終了したので、続いて脳外科の待合室に移動した。 移動といってもほぼ隣接しているので、直ぐである。

 

こちらも初診となるので、予約外である。 そのため待ち時間が長い。 それでも30分ほどして、呼ばれた。 KM看護師に、深謝である。

 

診察室に入ると、50代とおぼしき医師だ。 彼は前日撮影した頭部CT像で、頭の断面を次々とモニターに映し出し、

 

   「(脳内には)出血もありませんし、大丈夫ですよ」

 

と言った。 つまりこれで診察は終了らしい。 私は慌てて、

 

   「あのぉ・・ 額の傷のほうは?」

 

と訊くと、

 

   「あ、それは、形成外科になります」

 

と。 

 

(オイオイ、違うだろ! 何のために・・)

 

とは思ったが、これ以上は無駄そうなので、礼を言って診察室を出た。

 

折角のKM看護師の誠意と奔走と尽力は、内部で上手く伝わっていない様だった。 それも残念であるが、時間の無駄にもなってしまった。

 

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これで本日の受診が全て終了したので、会計に行き、自費で支払った。 先日分のCTが高かったらしく、5万円ほどであった。 その後、妻は処方箋を持って、院外薬局で1週間分の鎮痛剤を受けてきた。 こちらも、自費である。

 

帰宅しようと、車椅子で駐車場に行き、黄色い斜線に停めてあった車に乗り込もうとしていた。 車椅子からの乗車は妻も私も初めてなので、モタついていると、

 

   「今日は、お帰りですか?」

 

と言う、男性の声がした。 そう、駐車する時に案内してくれた、あの係員だ。 私たちのことを覚えていて、援助するために近づいてきてくれたのである。