パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

転倒事故10−整形外科にて

程なく、整形外科で呼ばれた。 車椅子で入室すると、30歳位の若いイケメンのMM医師だった。 提示された診察券で本人確認をすると、医師はレントゲン像をモニターに出し、早速怪我の状況を説明した。

 

先ずは頭部であるが、頭蓋骨に損傷は無いと言う。 そして左腕であるが、骨折している様だ。 レントゲン像と小型の人体模型(骨格標本)で説明してくれた。

 

   「この模型は右肩ですが、こう付いていると考えて下さい。 この骨のこの辺りで折れているんです。」

 

レントゲン像を見ると、左上腕骨の肩から2〜3cmほど遠位の所に隙間が見えた。

 

   「ここが折れて、少し曲がっていまっています。 角度にして、そうですねぇ・・ 20度位でしょうか」

 

と、説明した。

 

   「このまま自然にくっ付くのをまちましょう。 この程度(の曲がり)なら、(生活に)支障はありませんから。」

 

   「来週もレントゲンを撮って、もしズレが大きくなっている様でしたら、手術になります」

 

と、述べた上で、手術の大変さを説明した。

 

   「手術とならないためにも、絶対安静にしていて下さいね! 今度転んだら、本当に手術になりますから・・」

 

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腰の痛みを訴えると、腰椎のレントゲン像をモニターに表示し、

 

   「特に、問題はありませんねぇ。 背中を打ったとかでは無いんでしょ?」

 

と言いつつ、私の背骨をトントンと叩いた。 確かに、痛みは無い。 これを、

 

   「首で言えば、ムチウチ症ですね」

 

と説明した。 つまり、自然治癒を待つと。

 

   「痛み止めはどうしますか?」

 

と訊かれたので、処方をお願いした。

 

最後に妻が、着替え方を尋ねた。 すると医師の後ろに控えていた看護師が、サッと出てきて教えてくれた。 脱ぐ時は元気な腕から、着る時は怪我した腕から・・と。 そして持参した着替えで、実演してくれた。

 

こうして、整形外科の初診が終了した。

 

尚、額の傷の処置は脳外科でやってもらえる事となったので、ここでは言わなかった。