「ずかつ土」のルーツを辿ると・・ - パーキンソン症候群　闘病記

2012年1月上旬、農機具小屋を整理していたら、不思議な農具が出てきた。　見るからに、畑を耕すものらしい。　今はトラクターでうなうので、この様な農具の実物は、見た事がなかった。

義母に聞けば「犂」（すき）らしい。　つまり、この道具を牛に引かせて、畑の土を掘り返し、耕作に適する様にしたと言う。　因みに「鋤」（すき）は人力で耕す道具、「犂」は牛馬の力で耕す道具の事を意味する。

そう言えば、牛馬にこの様な農具を引かせて畑を耕す図シーンを、開拓映画などで見た事がある。　例えば、クリントイーストウッド主演の映画「アウトロー」の冒頭で似たような農具を馬に引かせて耕しているシーンがあったのを、微かに覚えている。　すると、急に興味が湧いてきた。　

そこで、柄（？）の部分を見てみると「ずかつ土」の刻印がある。　この農具の名前なのだろうか？

更に調べて行くと、「上熊本駅前」の文字が見えた！　その横には、辛うじて「東洋社」の文字が、判別できる！！！

これは住所と社名に間違いない。　しかし、九州の熊本から、どういうルートで関東の我が家へやって来たのであろうか？

（続）