パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

薬効の波

 

2012年1月上旬、処方薬の量が増えて2週間が経過し、色々な事が分かってきた。 先ずは増量前の、I医師による処方であるが、

 

                朝 : ビ・シフロール(0.5mg)×1 + マドパー配合錠×0.5

旧処方          昼 : ビ・シフロール(0.5mg)×1 + マドパー配合錠×0.5

夕 : ビ・シフロール(0.5mg)×1 + マドパー配合錠×0.5

 

であった。 (処方量は、一日当たり。 以下、同じ。) 新処方では、

 

                朝 : ビ・シフロール(0.5mg)×1 + マドパー配合錠×1

新処方          昼 : ビ・シフロール(0.5mg)×1

夕 : ビ・シフロール(0.5mg)×1 + マドパー配合錠×1

 

である。 合計ではマドパー配合錠が、0.5錠/日、増えている。

 

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所が、これでは夕方が辛い。 朝8時頃に朝の分を服薬するのであるが、夕方の5時頃には疲労も重なってか、脱力感が強くなり、マトモに歩けなくなってしまう。 これは、作用時間の短いL-DOPA(=マドパー配合錠に含まれる)の効果が、切れるからだろう。 それに夜に夕方(服薬した)分のL-DOPAの薬効が出ても、余り意味はない。

 

そこで、次の様に変えてみた。

 

                朝 : ビ・シフロール(0.5mg)×1 + マドパー配合錠×1

実例1           昼 : ビ・シフロール(0.5mg)×1 + マドパー配合錠×0.5

夕 : ビ・シフロール(0.5mg)×1 + マドパー配合錠×0.5

 

これは、旧処方に近い。 旧処方と比較して、朝、少し増えただけだ。 実際、余り酷い事にはならなかった。

 

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ある時、昼の分を飲み忘れたので、次の様になってしまった。

 

                朝 : ビ・シフロール(0.5mg)×1 + マドパー配合錠×1

実例2           午後: ビ・シフロール(0.5mg)×1 + マドパー配合錠×1

夜 : ビ・シフロール(0.5mg)×1 

 

所が… この飲み方だと、日中の調子が良いのである。 きっと、L-DOPAの濃度を維持できるからだろう。 では、その代わり、夜や翌朝に調子が悪いのか? そうでもないのである。 推測するに、夜は就寝しているので翌朝には疲労から回復し、症状がでないのだと。

 

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そこで日を改めて新処方と実例1,2を繰り返してみた。 そうしたら、再現性があるのだ!

 

そこで以降は、実例2で服用している。

 

処方と異なる服用をする事を、昔は「患者コンプライアンスが低い」と言ったが、最近では「服薬アドヒァランスが低い」と言うそうである。