診察201112-7
そしてI医師は、新処方の内容を私に説明し、処方箋をプリントアウトした。 しかし、私は折角の説明を、上手く聞き取れなかった。 でも、処方箋をみれば分かるし、仮にここで十分な理解に届かなかったとしても、薬剤師がキチンと説明してくれる。
妻と私はI医師に礼を言い、診察室を後にした。 後で妻から聞いたのであるが、この時、I医師は両手を顔の前で合わせたそうである。 それはあたかも
(今日はゴメンね。 少し言い過ぎた?)
(でも、それがご主人のためだと思うの)
と言っている様で、少なくとも妻には自分の真意を伝えたかったのだろう。 でもそれは、私も十分理解している事だし、激励してくれているI医師には感謝している。
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脳神経内科の受付で待っていると、会計書類を渡された。 そこにある処方箋を見ると、こう書いてあった。
ビ・シフロール 5mg錠 … 1日3錠、朝昼晩の食後
マドパー配合錠 … 1日2回、朝晩
これまでの処方(以下)と比較すると、
ビ・シフロール 5mg錠 … 1日3錠、朝昼晩の食後
マドパー配合錠 半錠 … 1日3回、朝昼晩
と、マドパー配合錠が少し増えた。 期間は7週間と、ある。
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その後、近くの薬局で処方薬を受け取ったら、1万円を超えた。 パーキンソン病は薬代が高い…と前任のT医師が言っていたが、納得した。