パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察―201110-1(症状の変化)

201110月の下旬、今日は7週間振りの診察日である。 この所薬効が感じられず、歩行困難に陥っているので、I医師は診察の結果をどの様な評価し、どの様な処方をするのであろう。

 

妻の運転で、予約時刻の15:30より少し早めに総合病院の脳神経内科に着いた。 待合室は、それ程混んでいなかったためか、予約時刻より早めに呼ばれた。 診察室に入ると、ニコニコしたI医師の丸顔が待っていた。 もう、この笑顔を見るだけで、病気が治りそうである。

 

ん? マスクをしているのはよいのだが、鼻が完全に出ていて、口だけのマスクである??? (ここで失笑してはいけない!・・と思うと、余計に・・)

 

   「どうですか、お変わりありませんか?」 (I医師)

 

と尋ねられたので、正直に

 

   「ここ2週間程、辛いんです。」 (私)

 

と答えた。 症状の変化が気になったならしく、I医師は

 

   「レポートは、あるんですか?」 (I医師)

 

と尋ねた。 私の手に、白い紙のメモが見えたからでもあろう。 そこには、次の様に書いておいた。

 

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 前回受診以降の症状の変化

・ 急激な変化は無かった。 ただ、この2週間は徐々に歩行困難となってきた。

       すくみ足が一層強くなり、歩行のスタートが困難である。 一旦スタートすると、徐々に加速してしまい、今度は停止困難(=突進)となる。 (但し、転倒した事はない。)

 

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I医師は、この「2週間」と言うのが気になったらしく、

 

   「2週間前から、急に・・ですか?」 (I医師)

 

と尋ねた。 これに対し、除々である旨を答えたら、I医師は納得した様子を見せた。 そして、転倒した事がない事を更に確認した。

 

I医師はメモを概観した後、早速診察に入った。