パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

整形外科の受診―1(診察)

20119月下旬、前々から腰と膝に痛みを感じていたので少し会社を早めに退出し、整形外科のMクリニックを受診した。 腰痛の程度は軽いのだが、園芸作業(芝刈り)以来、かれこれ3週間近く患っている。 その間、湿布をしていたが、一向に良くならない。 膝痛もズキンと言う激痛でないので日常生活に支障はないのだが、シクっと来る角度がある。

 

実は膝を強く曲げたとき、何か物を挟んだ様な違和感があった。 私はこれを、パーキンソン症候群に由来する筋固縮と関係あるのかと思い、912日の脳神経内科受診時に、症状の変化としてメモに書いておいた。 しかしI医師からはコメントもなく、整形外科領域の問題と思ったので、今回の受診となった。

 

Mクリニックを受診するのは、久しぶりである。 もう5年も経つだろうか、ギックリ腰でお世話になって以来である。

 

受付に診察券と健康保険証を出すと、

 

   「暫く振りですので、こちらに記入をお願いします」 (受付嬢)

 

と、可愛い笑顔の受付嬢に言われた。 受診理由・症状・主な病歴・治療中の病気等のアンケートである。 私の場合は「パーキンソン症候群」と書き、薬局で渡された処方薬の説明書を添えて提出した。 すると「212」と書かれた、丸いプラスチックの番号札を渡された。

 

三連休明けのためか、クリニックは非常に混んでいた。 受付で「1時間半待ち」と言われたが、折角なので待つ事とした。 待っていると、私より後から受付した人が、

 

   「○○番でお待ちの○○さん、リハビリ室にお入り下さい」 (放送)

 

と、放送で次々と呼ばれている。 つまり、医師の受診の必要ない患者である。 

 

自分の番号が分かっているので、大よその順番や待ち時間が分かる、良い仕組みである。

 

   ――――――――――――――――――――――――――

 

一時間以上待った頃、

 

212番でお待ちの○○さん、診察室1番にお入り下さい」 (放送)

 

との案内が、放送された。 いよいよ受診である。

 

M医師に会うのは久しぶりである。 過去のカルテを見ている横顔だったので、モミアゲが見えた。 そこには白いものが混じり、時間の流れと歳を感じさせた。